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PS3 「DEAD SPACE(欧州版)」 感想


Category: PS3   Tags: PS3  感想  DEAD_SPACE  EA  VISCERAL_GAMES  
2008年発売のSFサバイバル・ホラー。

※自分がプレイしたのは欧州版であり、TVの出力方式の違い(欧州はPAL、日本はNTSC)により、D4端子、もしくはHDMI端子接続でないと日本のPS3では映像が出力されません。
北米版・アジア版なら可能?

軽くストーリー導入部を書いておこう。
「物語は植民星“イージス7(Aegis7)”で資源採掘を行っていた惑星採掘艦USG石村(USG Ishimura)が救難信号を発したことから、エンジニアである主人公アイザック・クラーク(Isaac Clarke)を含むUSGケリオン(USG Kellion)の乗組員達が原因調査に向かうところから始まる。」
(※攻略wikiより引用)

操作はオーソドックスなTPSスタイル。
開発者が参考にした、との言葉通り、「バイオハザード4」のような肩越し視点となる。
恐らく一度でもTPSの作品をプレイしているならば、操作に戸惑う事はほぼ無いだろう。
特殊な操作として、武器構え(L1)+□のSTASIS、L1+○のKINESIS、ぐらいだろうか。
この二点については後述。

さて、ゲーム画面は非常にシンプルだ。
基本的にはインジケーター等の表示は一切無く、主人公の残り体力、STASISゲージは主人公の背中にディスプレイされている。
また、武器の残弾数に関しては武器を構えると表示され、同時にレーザーポインターが表示される。
武器を構えた時のポインター表示は「バイオハザード4、5」とほぼ同じと思って良い。
つまり、基本的にはフィールドと主人公・アイザックのみが表示されるだけであり、余計な表示は一つも無い、実にシンプルな画面。
これはプレイヤーをこの世界に没入させるのに一役買っており、また、主人公のスーツに体力表示をさせる事で未来という部分でも違和感を感じさせない、まさに「アイデア勝ち」と言える表示方法だろう。

戦闘・特殊操作について。
「DEAD SPACE」の武器は、全てプライマリ・ウェポン、セカンダリ・ウェポンを備えている。
武器構え時にR2でプライマリ・セカンダリの切り替えが出来る。
これにより、敵への攻撃方法が多彩なものとなっている。
例えば、PULSE RIFLEであればプライマリはマシンガンのような使い方が出来、セカンダリにすれば全方位への攻撃となる。
なお、武器は最大で4種類携行出来る。
STOREで購入したり、拾ったりして入手出来るPOWER NODEを使えば、武器や体力、STASISの持続時間等を強化する事も可能だ。
そして、「DEAD SPACE」最大の特徴が「戦略的部位切断」だ。
敵として出てくるクリーチャー・Necromorphは通常のTPSやFPSにありがちな、ヘッドショットで大ダメージを与えられる敵ではない。
この作品では敵の四肢を切断する事によって大ダメージを与える事が出来るのだ。
勿論、敵の種類によってはどの部分を切断するかでダメージは変わる。
なお、敵クリーチャーに関しては頭を吹き飛ばした所で、主人公を殺すまである程度追って来るAIが搭載されており、初見プレイではほぼ逃げる余裕は無いだろう。
(注・ある程度、とは主人公のエリア移動によっては追って来ない箇所がある)
単純に扉を越えて隣の部屋に入っただけでは安心は出来ない。
Necromorphは通気ダクトを通って主人公の背後に突然現れる。
また、二足歩行するタイプのクリーチャーは足を破壊する事により、移動速度を低下させたりする事も可能だ。
前述二点の特殊操作についても触れておこう。
L1+□のSTASISは対象の動きを一定時間、遅くする事が出来る。
これは動力部が壊れて高速に開閉するドアを通過したり、各種謎解きで使用する能力だ。
そして、この能力はクリーチャーにも使用する事が出来る。
敵の行動速度を大幅に遅くしたり、敵との距離を取る場合には非常に役立つ。
行動を遅くするという事は攻撃も遅くなる訳で、エイミングが苦手なプレイヤーは積極的に使うと狙いやすくなるだろう。
ただし、一度の使用で背中のSTASISゲージが少し減少する為、乱発は出来ない。
(進行上、必要な場面の前にはかならず補給設備がある)
また、L1+○のKINESISは、様々なオブジェクトを掴む、移動する際に使用する。
無重力空間ではアイテムが浮いている為、離れた場所にあるアイテムを引き寄せるのにも役立つ。
ちなみに、武器を構えずにR1で殴る、R2で踏み付けだが、威力は期待しない方が良い。

では、この手のゲームにおける肝と言っても過言では無い、「恐怖」の演出はどうだろう。
舞台が「中破・もしくは大破した宇宙船」である為、常に閉鎖的な場面が多く、空気も暗澹としている。
また、照明・ライティングが秀逸であり、「バイオハザード1」にあった、曲がり角の先を見る恐怖がある。
もっとも、日本的なホラーと違い、「パニックホラー」に分類されるべきものである為、突如として接近してくるクリーチャーに驚かされる程度ではあるのだが。
言ってしまえばこのゲーム全体を覆っているのは「恐怖」よりも「極度の緊張感」なのかもしれない。
ストーリーの進行は基本的に仲間からの通信やビデオログであり、その時もゲームの進行が止まる事は無い。
これはインベントリ(所持アイテム)やマップを見ている間も同じで、更に言えばSTOREで商品を選択している時も止まらない。
それらを最大活用する為には、周囲の安全を確保する必要がある。

前述の「戦略的部位切断」がCEROの「身体の欠損描写」に引っ掛かる為、日本語版は恐らく発売されないのだろう。
(四肢欠損はクリーチャーだけでなく、乗組員の死体や、果ては主人公が死亡する時もバラバラになる)
このグロテスク表現については意見が極端に別れる所ではあるだろうが…。
ちなみに、主人公の死亡パターンはやたらと豊富で、首を刎ねられる、バラバラにされる、首を刎ねられた上にクリーチャーに身体を乗っ取られる、真空空間での窒息死、扉に挟まれて真っ二つにされる、等等…、がある。
また、直接ゲームとは関係は無いが、全編英語、というのも恐怖を助長しているかもしれない。
なぜなら、自分の置かれている状況、周りの状況がほとんど解らないのだ。
一体何が起こっているのか解らない状態でクリーチャーが潜む船内を進んで行くのが、ますます緊張感を煽ってくる。
ちなみに言うと、この作品は英語が全くダメ、本当にさっぱり、という方でもクリアは可能だ。
R3押し込みで、進むべき道筋を表示する事が出来、これにより目的地に迷う事も無い。
仕掛けや目的についてはオーソドックスな目的クリア型(○○を調べる、というような)ものであり、それらも目立つように配置されいる為、迷う事はほぼ無いだろう。
ただし、ストーリーの読解にはそれなりの英語力と、若干の科学の知識が必要となる。
もっとも、ストーリーやLog(バイオハザードで言う「研究員の日誌」的なもの)の翻訳がされている攻略Wikiも存在するので、それらを見て補完する事も充分可能である。

そろそろまとめに入ろう。
本作は新規のホラー作品としては傑出した出来であり、まだまだかなりのポテンシャルを秘めていると言える。
若干の不満な点(アイテムを拾い難い、扉を開ける時のローディング、ぐらい)はあるものの、その部分でさえ緊張感を持たせているのでは、
と疑ってしまうほど、全体としてのゲームの出来は良い。
ホラー系TPSとしてはやはり「バイオハザード」が代表格なのは間違いないが、
「DEAD SPACE」は唯一比肩し得るタイトルであるのも間違いない。
Wiiにてガンシューティングである「DEAD SPACE EXTRACTION」が発売され、PS3/360で「DEAD SPACE 2」も発表されており、EAは「DEAD SPACE」を主力作品に据えるつもりなのだろう。
多くの続編作品は前作の影を引きずり過ぎて失敗する傾向がある。
「DEAD SPACE 2」がそうならない事を祈るばかりだ。


(2010/02/11追記)
そう言えば書き忘れていた事が一つだけあった。
このゲームにおける音響効果の存在だ。
率直に言ってしまえば、ゲーム中にBGMらしいBGMはほとんど流れない。
聴こえるのは宇宙船を稼動させている機械の駆動音や爆発音、クリーチャーの叫び声がほとんどだ。
このゲームでBGMが使われるのは、敵クリーチャーが出現した時が最も印象深い。
ストリングスの不協和音が奏でられるとそれは敵が現れる前触れだ。
そして敵を排除するとBGMは鳴り止む。
前述の効果音についても素晴らしい。古典的ではあるが、人を驚かせるにはいきなり大きな音を立てれば良い。
もちろん、ドルビー5.1chにも対応している。
ヘッドホンでプレイすれば、より臨場感を得られるだろう。
舞台設定の性質上、真空空間に出る事もあり、その時はBGMが鳴らず、全ての効果音も聞こえづらくなる。
そう言った部分も含めて、「上手いなぁ」と思わされる。

「バイオハザード」が忘れてしまった恐怖感を味わえる今作品。
日本の代表的なホラーゲームと言えば、「バイオハザード」「サイレン」「零」「サイレントヒル」ぐらいになってしまった。
…個人的には、「サイレン」「零」のジャパニーズホラー勢に頑張って頂きたいが…。

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