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PS3 「キャサリン」 感想


Category: PS3   Tags: 感想  PS3  キャサリン  アトラス  目黒将司  橋野桂  
一ヶ月以上放置しておりました。スミマセン。
気付けばPSNも復旧しておりますね…。

正直、SCEの対応とか日本だけ復旧が遅れるとか、お詫びソフトとか、言いたい事は色々ありますが大体Twitterで愚痴っちゃったので今回は無し。

感想を書きたいソフトだけが色々と溜まってまして…。
DEAD SPACE 2」とか「ソニックワールドアドベンチャー」とか。
この辺りはまた一気に書き上げようと思います。

つーか、久方ぶりのブログでしかもDTMやサークル関係じゃないのって本当に久々だよなぁ…。
そもそもこのブログはゲーム関係の事だけを書く、というのが大目標でありまして…、まぁどうでも良いですね。

という訳で、「キャサリン」、感想です。長文です。

PS3版、HDMIでプレイ。
2011年2月17日発売、パズル・アドベンチャー…、で良いのかな。
難易度ノーマルで全ステージゴールドプライズ取得…でもう心が折れた。
開発はアトラス、ペルソナチーム。
発売はインデックスだが…、まぁそれは今回関係無い。
ただ一つ言いたいとすれば、アニメ版P4で「原作:インデックス」と書かれると物凄く違和感がある。

まずはストーリーを軽くWikipediaから。

32歳の冴えないサラリーマン・ヴィンセントは、5年来の恋人・キャサリン(Katherine)との関係に頭を悩ませていた。結婚願望があることを仄めかすキャサリンに対し、今はまだ気楽な独身生活を楽しみたいヴィンセントは、彼女にこれといった答えを出すことができず途方に暮れる。その最中、行きつけのバーで深酒をあおっていたヴィンセントは、ひょんなことから恋人と同じ名前を持つ謎の美女・キャサリン(Catherine)と出会い、彼女に誘われるまま肉体関係を持ってしまう。「酒の勢いとはいえ浮気をしてしまった」と焦るヴィンセントだったが、それ以来ヴィンセントは最近町で噂されている奇妙な悪夢にうなされる日々を送ることとなる。
「落ちる夢を見たとき、すぐに目を覚まさないとそのまま死ぬ」
夢を見るのは女性関係に問題を抱える若い男性だけであり、それを裏付けるかのように次々と寝たままの状態で発見される男たちの衰弱死体。悪夢の正体は、浮気癖のある男を恨んだ魔女の呪いだとも噂されるが…。





元々が「大人の為の作品を目指して~」と名言されていた事から、ストーリー自体は所謂「男女の修羅場」をメインに据えたもの。
ゲームのビジュアルとしてはアニメ調のトゥーンモデルで、ゲーム内ムービーは全てアニメ。(アニメパートの制作はSTUDIO 4℃
イラストレーター・副島成記氏がデザインしたキャラの再現度は高い。ゲーム内モデル、アニメ共に。

ではゲームの流れを見て行こう。

・結婚を望む彼女と誘惑する小悪魔、2人のキャサリン。悩める羊たちを待ち受けるのは“愛”か“死”か――!?

基本的な流れとしては、イベントが発生し、パズルステージをクリア、またイベント、の繰り返し。
「バー」のパートでは少しの自由行動が可能だ。
そして、多くの人はこのパズルステージにこのゲームにおける、2/3~3/4ぐらいは費やす事になる。

パズルステージ。これが今作の肝でありポイントであり、また評価の分かれる点となった部分だ。
この世界の概念としてはヴィンセントが見ている悪夢、がそのパズルステージであり、とにかく頂上を目指してひたすら登る。
何故評価が分かれる事になったか? 理由は簡単。
多くの人にとっては難しすぎた。

『キャサリン』難しすぎ、クリアできねぇwwww(オレ的ゲーム速報@刃)

もっと言えば、このゲームは販促でいくつかムービーが配信されていたが、このメインとなるパズルパートについてはほぼ、ノータッチでの販促を続けてきた。
一応本作の販売前にPSN、XboxLiveで体験版は配信されたものの、配信されるまで明確にパズル・アクションである、との告知は一切無かった、という状態だ。
その体験版でようやくパズルである、と理解した人が8割ぐらい居たんじゃなかろうか。
ちなみに、体験版配信時の公式ブログでは「製品版より難しく調整してある」との記載がある。
つまり、この体験版をクリア出来れば製品版でも問題無いですよ、という調整という事だろう。
しかし実際にはその体験版が可愛く見えるほどの難易度であった。(ノーマルでも)
(ただし、何度も何度も挑戦し続ければいずれ突破出来るレベルであり、全員がクリア不可、というような難易度でも無い)
また、各難易度の違いはブロックの配置の違いによるステージの解法、アイテムの効果ぐらい。
イージーとノーマルで既にかなりの壁がある、とだけ明記しておく。

そしてここで一つの疑問が発生する。
この作品のターゲット層は主人公・ヴィンセントと同世代の人たちであり、ストーリーもそういう層に向けて作られている。
さて、その層の中にトライ&エラーが苦にならないレベルのゲーマーは果たしてどれぐらい居たのか?
その辺りの見極めが最後の最後まで解らなかった。
ちなみにパッケージには「中毒性の高いパズル・アクション。」と記載されているが…。
もっと正確に言えばハマらざるを得ないんだよ! なかなかクリア出来ないから!
また、操作方法も若干独特ではある。
ヴィンセントを操作して壁にあるブロックを引き抜く・押し込む事で段差を作り、頂上を目指す訳だが、この辺りの操作は実際に操作して慣れるしかない。
一つだけオススメ出来るとすれば…、スティックじゃなくて十字キーで操作する事を勧める。
スティックの感度が良すぎるのか、意図しない方向を向いてしまう事が多かったので。

・腐れ縁の恋人、不慮の浮気相手

このゲームのもう一つのシステム、メールと選択についても少し触れておこう。
前述した通り、ヴィンセントはCキャサリンと浮気をしてしまう所からストーリーは始まる。
そしてヴィンセントの携帯電話には様々なキャラクターからメールや電話の連絡が来る。
主に恋人・Kキャサリンと浮気相手・Cキャサリンからのものだが、これらのメールには返信する事が可能だ。
返信の文面は数通り用意されており、それによって「謎のメーター」が赤、もしくは青に振れる事になる。
要するに、青に触れればヴィンセントの心はKキャサリンに、赤に触れればCキャサリンに心が動いている、という事だ。
この辺りは勿論、プレイヤーが好きに選んで問題は無い。
そしてパズルステージをクリアすると、聖堂と呼ばれる場所にて、謎の声の主から2択の質問を投げかけられる。
この回答によってもメーターはどちらかに振れる事になる。
尚、PS3/Xbox360をネットワークに接続していると、他のプレイヤーが初回プレイでどちらの回答を選んだか、というグラフが見られる。
ゲームの進行に加えてアンケートとする手法は少し珍しい。(オフラインだと「アトラス調べ」の割合グラフが表示される)
ちなみに、パッケージにも書かれている通りこのゲームはマルチエンドを採用している。
その分岐の鍵となるのが前述のメーターと、終盤での選択肢となる。
初回プレイは自分の思い通りに進めるのが良いだろう。(ちなみに自分はKキャサリン・バッドエンドだった)
個人的にはどのエンディングも良い終わり方…、だと思うので、心が折れない方には是非全エンドを観て頂きたい。
ちなみに、パズルステージでゴールドプライズを取得していれば、2周目以降同一難度に限りそのステージはスキップ出来る。

また、バーのパートで少し自由行動が出来る事は先に記載したが、ここではヴィンセントの友人達との会話、バーにいる他の客達と会話をする事も出来る。
その他に出来る事…、と言えば、トイレで写メを観る。ミニゲームで遊ぶ。ジュークボックスでBGMを変える。酒を飲む。
これだけ。
あまりにも出来る事が少なすぎる…。
もっとも、客との会話に関して言えば(他のゲームで言う所謂)サブストーリーと呼べるものではあるのだが。
ミニゲーム「ラプンツェル」をプレイする事も可能だが…、本編のパズルステージを簡略化したステージを、決められた手数以内でクリアする、詰め将棋のようなもの。
「ラプンツェル」と言えば同名の映画が公開されていたけど、ベースはそれ。
公開時期と発売時期が近かったから何らかの意図が働いているかと思ったが…、実際どうなんだろう。
「お酒を飲む」行為は、飲むごとにそのお酒に纏わる豆知識を教えてくれる。本編には関係無い。
ただし、豆知識を全て集めるとトロフィー/実績が解除されたり、酔っ払えばステージでのヴィンセントの移動速度が上がるので、飲んでおいて損は無い。
ジュークボックスはその名の通り。過去のアトラス作品のBGMを流す事が出来る。
ちなみに、このゲームはPS3版もカスタムサントラに対応しているので、好きなmp3をゲーム中に流す事が可能。

・悪夢の始まり

さて、前述の高難易度である、という話に少し戻るが、このゲームの基本は本当にトライ&エラーである。
後に難易度軽減パッチが配信されるほどの難易度ではあったのだが、根本的にちょっと待て、と思う部分がいくつか。
まずこのゲームは残機性+ゲームオーバーを採用している。
が、実際にはその必要性はあったのか、という事。
全ステージ通じて残機は共通であり、残機を増やすには1UPアイテムを取るしかない。
そしてゲームオーバーになれば最終セーブ地点からのやり直し、になるのだが…。
ステージはほとんどが複数のチャプターに分かれており、その合間の聖堂でセーブする事が可能。
ゲームオーバーになるデメリットは無く、あるとすれば主人公・ヴィンセントの変わり果てた姿とタイトル画面からのロードをいちいちしなければいけないぐらい。
そして基本的にゲームオーバーを常に念頭に置いて進めるゲームの為、それらの手順が段々苦痛になってくる。
緊張感を持たせたかったのだろう、とは思うが、単にプレイヤーにストレスを与えるものとしてしか機能していない。
尚、難易度軽減パッチで1UPアイテムを取った時にイージーで残機+3、ノーマルで残機+2の処置がされた。何じゃそら。
…それなら最初からゲームオーバーいらなくね?
ストレスと言えば、操作も慣れるまでは確実にストレスとなるだろう。
カメラワークも不自由で不親切な場面がある。(特にブロックの裏側に回った時)
確実に裏側を通るルートしか無い場合のこのカメラと操作は本当に苦痛。
こればっかりはもうちょっと何とかならんかったんか、と本気で思う。
ただし、これでも開発中の難易度より落としたらしいが、ノーマル=ハード、と思っておいてほぼ間違いは無い。
多くのゲームに慣れたプレイヤーですらノーマルを全ステージゴールドプライズ取得にはそれなりの時間がかかると思って良い。

・R30の憂うつ

さて、本作のBGMは「真・女神転生」や「ペルソナ」シリーズでお馴染みの目黒将司氏だ。
今作のBGMは「ペルソナ」とは違い、主にクラシック曲のアレンジがメインとなっている。
特に「バッハ「小フーガ ト短調」」と、「ドヴォルザーク「交響曲 第9番 ホ短調”新世界より” 第1楽章、第3楽章」」のアレンジが良い。



目黒氏のオリジナルBGMとしては、最近の彼はジャズ系統押し?なのか、そういった感じの楽曲や、目黒氏らしいポップス系の曲、一応「ホラー」であるための、怪しい楽曲などが満載だ。
ちなみに、死亡時に流れる(そして恐らくゲーム中で一番良く聴く事になる)「”Zigeunerweisen サラサーテ”」は同じくアトラス、土屋憲一氏によるもの。(ミニゲーム「ラプンツェル」のBGMも)
「ペルソナ」系統の歌ものポップスを期待している人もいるかも知れないが、本作にはOPの「YO」以外には歌ものBGMは無い。
尚、機材に関しては相変わらずのようで、ストラトのジャキッとしたギターの音や、BFD2のドラムもフル活用されているようだ。
ちなみに、ほぼオリジナル曲(最後に「第九」のメロディがある)としては、「ヨロコビのウタ」が今までの目黒氏の楽曲に近い曲と言えるだろう。

なお、各ステージで使われいてるアレンジ曲については、現在の所、初回限定版での付属サントラ以外には収録されていない。
それ以外のオリジナル曲・アレンジ曲は別途サントラに収録されている。
ちなみに、ゲーム中のナレーションやお酒の豆知識を語ってくれるのは、合成音声の「SHOWくん」。

・海外での反応

さて、キャサリンは過日、海外でも販売がスタートした。
その前に海外のゲームメディアによるキャサリンのレビューがあった訳だが…。

キャサリン 海外レビュー(Choke Point)

え、褒めすぎじゃね…?

『キャサリン』がアトラス過去最高の北米セールスを記録(Game*Spark)

どうなってるの…。

もっと言えば、「Love Is Over Deluxe Edition」の同梱物が日本より豪華だったりどういう事なの…。(下着は要らんが)
そういやアトラスUSAって、「デモンズソウル」を海外で販売した時もやたら豪華な限定版出してたような…。

・総評

海外での異様な高評価はともかく、このゲームは決して万人に勧められるゲームでは無いし、ゲーマーでも好き嫌いがハッキリ分かれるのは容易に想像出来る。
何回も何回も挑戦し続けて、それで得る達成感がたまらない! というマゾな方にはオススメ出来るが。
それ以外の方にはほとんど勧められないよホント。世界観やストーリーが気に入った、という部分だけで乗り越えるにはハードルはかなり高い。

あと、個人的にこれはどうだったの? と思う部分がいくつかあるので、ネタバレになるので文字色変更。
気になる方はドラッグして読んでみて下さい。


・マルチエンドではあって、マルチシナリオでは無かったのが残念。
これは終盤、Kキャサリンと寄りを戻す時(Cキャサリンを刺した場面)でのヴィンセントの行動が不可解になる。
特にKキャサリン寄りでプレイして来た人にとってはかなりの違和感になるのでは。
だって、ずっとヴィンセントの心はKキャサリンと共にあるのに、あの場面でCキャサリンの心配をするって変じゃない?
マルチシナリオ(中盤からのKとCの分岐)にしておけばその辺りのヴィンセントの矛盾もちょっとは解消されてたと思うんやけどなぁ。
もっと言えば、エンディングに関わる選択は終盤のみなので、それ以外のヴィンセントの行動が引っかかってしまう。
たぶん、Cキャサリンを一周目の攻略対象として意図していたからなんだろうけど、最初からKキャサリンだとちょっと違和感を感じる場面が多かった。
ただ、ストーリー、キャラ設定として考えた場合、Cキャサリンのトゥルーエンドが「アトラス的には」一番良いエンディングじゃなかろうかw
悪魔的に考えてw

・え!? スペースコロニー!?
「旅立ちエンド」で明かされる衝撃の事実。
実はこの世界はスペースコロニーの中で、敢えてどちらも選ばずにヴィンセントは星間旅行に旅立つ…、というエンド。
おいおいおいちょっと待てよ!! 今まで一回も言ってなかったしそんな設定必要無いだろ!?
…と思ってたけど、実は伏線はある。
バーで見られるTV、これは一連の騒動の中で死んでしまった客の情報を流す他に、ウェザーニュースも少しだけ報道している。
この中の台詞で、「○○時~○○時まで雨」や、「あと○分後に雨が止みます」と言い切っていたり、ヴィンセントの部屋に星間旅行のポスターが張ってあったりする。
終盤、雨の街をうろつくヴィンセントの背後にも「○分後に雨が止む」との文字が。
誰 が 気 付 く ね ん ! !
んで、その設定は必要あったの? と言われると、無い。
結局何の為に用意した設定だったのか、未だにさっぱり解らない。


特に気になったのはこの二箇所ぐらい。
ハードルは高いし難易度も高い、更には好き嫌いもバッチリ分かれるこのゲーム。
正直な所、人に勧められるものかどうか、非常に悩ましい所ではある。
ただし、頭をひたすら使ってクリアした時の達成感は近年のゲームには確かにあまり無かったものかも。
続編やリメイク商法、何処かで見たようなゲームばかりが溢れる時代にこのチャレンジ精神はもっと評価されても良いと思う。
そういう意味では海外での評価が高かったのも何となく頷ける。
しかしこれ、海外向けに更に難易度調整したんだろうか。もし日本版のままで海外勢が難しい、って言ってるなら相当だぞw
(海外でのノーマル=日本でのハード、となっているゲームが多い)
ちなみに、PS3版とXbox版の違いはほとんど無い。ムービーでブロックノイズがちょっとあるか無いか、ぐらい。
どちらを選んでも問題無いかと。トロフィー/実績で選ぶも良し、パッケージの違いで選ぶも良し。

ただ、この手のゲームは好きな人は本当にハマるんだよなぁ…。
対戦モードもあったり、毎回ブロックの配置が変わるチャレンジモードもあったりして、好きな人には下手したら本当に半永久的に遊べたりする。
大体こんな感じ、かな。


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