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PS3 「VANQUISH」 感想


Category: PS3   Tags: PS3  感想  VANQUISH  プラチナゲームズ  高田雅史  セガ  三上真司  丹波映理納  
10/21発売、ハイスピードアクション・シューティング。
PS3版、HDMIでプレイ。
※本文中は敬称略。

あらすじを軽く取説から。

爆発的な人口の増加は止まることなく、ついに世界人口は100億人を突破。
食糧問題、エネルギーの枯渇、世界各地での紛争の勃発。
人類は冬の時代を迎えていた。
そんな中、太陽光発電による平和の象徴だった
米国のスペースコロニーが何者かの襲撃を受ける。
コロニーは瞬く間に占領され、
送電システムは増幅したマイクロウェーブで地上を焼き尽くす大量破壊兵器と化した。
襲撃者は『ロシアの星』。
ロシアでクーデターを起こし、政権を奪った直後の宣戦布告だった。
彼らは、サンフランシスコを死の街へと変え、アメリカの即時無条件降伏を要求してきた。
断れば次はニューヨークが標的にされてしまう。
(中略)
『ロシアの星』によるニューヨーク攻撃まで、残された時間はあと僅か。
それぞれの思惑が交錯する中、米国の存亡をかけた戦いが、いま始まろうとしていた。

・「バイオハザード」の三上真司によるハイスピード・アクション

基本的な操作法は「よくある」TPSタイトルとほぼ同じ。
むしろ体験版と同じと言うか、前回の記事を参照という事で。
(※前回の記事で60fps描画と書いていますが普通に30fpsでした。何で間違った)
やはり肝となる部分はブーストとスローになる「ARモード」。
ハイスピードでの移動と、敵に照準を合わせる為のスロー、この二つの対比と言える。
勿論、ブーストやスローを使わずに進める事も勿論可能だが、それはこのゲームの本質を7割失っている。
そして、この2つがVANQUISHを「アクション・シューティング」たらしめている部分でもある。
この辺りの調整はさすが、「バイオハザード」の三上真司、と言った所だろう。
そういう意味では難易度は若干高めではある。
アクションに慣れた人でも初見ではなかなかに手応えがあるかもしれない。
クリア後に追加される「GODHARD」は鬼以外の何者でも無いが…。
ノーマル難易度をクリアした後、ハードでプレイすれば大方の人が自身の腕前が上がっている事に気付くだろう。
同プラチナゲームズ製の「ベヨネッタ」がそうであったように、このVANQUISHも上達が実感出来る良質なアクションゲームとなっている。
確かに難易度も高く、敵の数も多く、戦場は一瞬でカオスと化すが、敵の即死攻撃や威力の高い攻撃、隙が生まれる攻撃などに必ず予備動作がある。
この辺りは「アクションゲームのセオリー」と言っても問題無いだろう。
敵の動きをよく見ていれば、そうそう即死やピンチに陥る事も無い…が、最初はやはりそういう訳にもいかないw

登場する武器は多彩だが、それぞれ向き・不向きな場面があるのでこの辺りはお好みと言った所。
ただし、オールマイティに使える初期装備の「アサルトライフル」が強すぎるような気もしなくもない。
最終的にはアサルトライフルを強化していけばそれだけで充分戦えるどころか、普通にクリア可能。(ハードでも)
敵に対して向き・不向きな武器も存在するので、色々携行して試すのが面白い部分ではあるのだが。
また、グレネードは2種類携行出来る。(十字キー左で入れ替え)
通常のフラググレネードと、EMPグレネード。
EMPグレネードは耳馴染みが無い人も多いとは思うが、要は敵を一時的に麻痺させるもの、という感じ。
今作の敵はロボット兵なのでそういうものが効果的、という寸法だ。
面白いのが、ラスボスにもEMPグレネードが効くという事w
麻痺してる時間は一瞬だけどw

携行している武器はレベルアップさせる事が可能。
装備している武器と同じ武器を再度拾った際、装弾数が最大で無ければ装弾数回復。
装弾数が最大であれば数回拾えば1段階、レベルアップさせる事が出来る。
武器はチャプタースタート時や、道中のコンテナを開ければ(蹴り上げれば)登場するが、ランダム。
また、傷ついた兵士に駆け寄ってアドレナリンを注射してあげれば、お礼として武器を一つ貰えるが、これもランダム。
しかし、この強化システムには些か疑問が残る。
VANQUISHはチャプターや場面ごとにオートセーブし、続きをプレイする場合は「コンティニュー」から始める事になる。
だが、もう一つ「ミッション」という一旦プレイしたステージを選んで再開出来るスタート法もある。
問題は、この「ミッション」から再開させると今まで強化した分が全て無効になる、という事だ。
登場する武器も多く、また、戦場で落ちている武器はランダムである今作では強化が無効になるのは厳しい仕様だ。
「コンティニュー」から再開した場合は今までの強化分はそのまま、続きをプレイする事が出来る。
2ch等でも間違えてミッションから始めてオートセーブされてしまった、という話をよく見かけた。
序盤ステージで武器を強化して進めるのを防ぐ為の策だとは思うが…、それであればクリア後にミッションはアンロックして欲しかった。
(クリア済みでのステージであればオールクリア前でも選択可能)
また、クリア後のニューゲームに関して、強化の引継ぎは一切無い。
これも俗に言う「強くてニューゲーム」か通常のニューゲームか、選択式にして欲しかった所。
ただし、難易度変更によるニューゲームでは引継ぎ無しの仕様で問題は無い。
ちなみに…、GODHARDは武器を強化出来ない鬼畜仕様…。

・弾よりも、速く。命懸けの爽快感を楽しむ、リミットフリーの戦場!

前述の部分と被る部分ではあるが、やはりこのゲームの肝はブーストとスローにある。
敵・味方が入り乱れる戦場をブーストで急速移動しつつ、カバー出来るポイントに移動、カバーから飛び出してARモードで敵を殲滅…というのが自然に出来れば、俄然爽快感は増す。
ブーストも大事だが、実は×ボタンで発動する「緊急回避」が地味に重要となる。
ブーストよりも移動出来る距離は短いが、一瞬で攻撃を避ける事が出来る為、色んな場面で多用する事になるだろう。
(緊急回避からARモードへの移行も勿論可能)
○ボタンで近接攻撃を発動し、ただの雑魚であれば一撃で葬る事は可能ではあるが、ブーストゲージを使い切る、というデメリットが発生する。
必然的に敵に近付かれてしまった場合の緊急措置、というような意味合いが強くなるが、その時に装備している武器によって近接攻撃の種類が変わるので色々試してみるのも面白い。
また、ディスクカッターを装備している時の近接攻撃はブーストゲージを消費しない。

こういったように、「色々と試す」事がこのゲームのもう一つの肝と言える。
例えばディスクカッターは前述のようにブーストゲージを消費せずに近接攻撃を行えたり、
通常の使用(刃を飛ばす)だとロマノフという敵の手足を切断する事が出来たりするという点だ。
ショットガンやLFOガンは敵を吹き飛ばす効果もあり、自分なりの武器の選定や攻略を構築する楽しみがある。

・この時代に「アーケードライク」なゲーム

前述の自分なりの攻略、という部分に通じる部分でもあるのだが、VANQUISHは実にアーケードライクなゲームと言える。
チャプターが細かく設定されている事もあるが、クリア後の特典や開放要素がほとんど無い。
コスチューム変更やブーストゲージ無限も無ければ強化引継ぎも、DLCも無い。
(※ウェポンパックがDLCで配信されているが初回特典と同じものの為、除外)
開放される要素と言えば、難易度「GODHARD」と「チャレンジモード」のみ。
やり込める要素と言えば、各ステージのスコア、チャレンジモードのスコアのみ。
本編自体がアーケードライクな内容とは言え、この時代にこれでは少し寂しさを覚える。
プラチナゲームズ製の「ベヨネッタ」がDLC無しで特典要素が満載だった事からも、それと対比してしまう要因か。
(もっとも、「ベヨネッタ」の特典要素に関しては神谷英樹本人が「プラチナ初のHDゲームだから本来DLCで配信されるような特典も俺たちの奢り」という旨の発言をTwitterでしている)
また、本編自体がそんなに長くない、というのも少し拍子抜けする点ではある。
事前に告知されていたように、本作にはオンラインでのマルチプレイは存在しない、オフライン専用のゲームだ。
オンラインマルチがメイン、というゲームであればシングルプレイが短くとも気にはならないのだろうが、
シングルプレイのみで6時間強のプレイ時間というのは若干物足りなさを感じる。
せめてこれが10時間強のプレイ時間であれば…、と思ってしまう。
しかしそうすると冗長になってしまうような感じもする、微妙な所ではあるのだが。
本編プレイ中のシチュエーションは多彩なものがあり、飽きさせないようにはなっているのだが…。
あと一つ、何かあればもう1段階高い評価を受けていたかもしれない。
海外での評価自体も悪く無いのだが、「本編が短い」という点で括られるのは非常に惜しい。
ちなみに、海外での評価はこんな感じ

尚、BGMはサウンドプレステージの高田雅史、プラチナゲームズの丹羽映理納。
高田雅史、と言えば一般的にはやはりピアノのイメージが強いだろうが、実は彼は相当なテクノ巧者でもある。
その辺りはグラスホッパー・マニファクチュア「killer7」のBGMに詳しいが、それはまた別の話。
彼のピアノ曲を期待している人には残念かもしれないが、パッドの使い方やコード進行がいかにもTKD、な曲ばかりだったりするw
全体的にはテクノ+オケ、という曲が過半数だが、今作の世界観にとてもよく合っており、両氏の音楽共に素晴らしい。

・総評

しかし、いざ感想を書こうとすると困ってしまった、というのが実情だ。
何故か、と言うと、前回の記事がもうそのままVANQUISHの全てである、と言っても過言では無いからだ。
PSNやXboxLiveで2種類の体験版が配信されているが、良くも悪くも「体験版が全て」のゲームなのである。
体験版をプレイして合わないな、と思う人には確実に本編でも合わないだろうし、これがどうなるのか、と気になる人は最後まで問題無くプレイする事が出来るだろう。
物凄く主観で個人的な話をするならば、2010年にプレイしたゲームの中ではトップクラスに楽しめた。
しかし客観的なボリューム等を考えると、やはり少し残念な部分もあると言わざるを得ない。
これを更にブラッシュアップして、続編が作られれば…、とも思うが、
三上真司はTango Gameworksを立ち上げ、ディレクターは次で最後、と発言しているだけに、本人が関わる続編がどうなるかどうかも全ては未定、という所が残念。

ゲーム自体の出来としては面白いし、楽しめたのだが…。
何か「あと一つ」が欠けてしまったような作品。それでもプレイして損は無し。


VANQUISHVANQUISH
(2010/10/21)
PlayStation 3

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VANQUISHVANQUISH
(2010/10/21)
Xbox 360

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