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音楽サークル「ましろ。」についての情報やDTM、ゲームについてだらだらぐだぐだ語ります。 たまにゲーム以外の事も。

 

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PS4「Until Dawn -惨劇の山荘-」 感想…、と、CEROレーティングについて


Category: PS4   Tags: PS4  感想  SCE  
生きてます。

本来ならもっと早く更新するつもりだったのですが、何だかんだ先延ばしにしていて、「今やらなきゃまた当分やらねぇ」と思って奮起した次第。

前回の更新から既に半年以上空いていますが、一応ぼちぼちとゲームはやってます。

「Fallout4」
「GRAVITY DAZE HDリマスター」
「Until Dawn -惨劇の山荘-」
「よるのないくに」

「第二次スーパーロボット大戦 OG」

…なんかもやってたりするのですが、積みゲー一歩手前になってたり…。
とりあえずこのままじゃいかんと今回久々に感想です。

「Until Dawn -惨劇の山荘-」、見ていきましょう。

※クソ長文です。

発売は2015年8月27日(日本)。
開発はスーパーマッシヴゲームズ、発売はSCE。
…余談ですがSCEって社名変更するんだっけ。個人的にはSCEで定着してるから変わるとまた当分馴染め無さそうな気がする。

公式サイト。

ストーリーをさらっと公式サイトから。

雪降り積もる山荘に閉ざされた、
8人の若者達。
彼らの生死を左右する
運命の選択はプレイヤーの手に…。

『Until Dawn -惨劇の山荘-』は雪深い山荘で休暇を過ごす
8人の男女を描くホラー/アドベンチャー。

楽しいはずの休暇は、やがて恐怖の夜へと変貌する。
自分たちしかいないはずの山荘を脅かす謎の存在。
次々と起こる怪奇現象。吹雪によって閉ざされた逃げ場のない雪山。

彼らは果たして、忍び寄る死の運命から逃れることができるのだろうか…。





操作方法に難しいような部分は無く、基本的には固定カメラで移動/探索を行い、イベントは全てカットシーンで進行する。
イベント中は返答や行動をボタン操作で解決するが、一部を除いて時間制限等は無い。
銃や特定の行動を起こす際に照準を合わせる場面も出てくるが、特にそういったゲームが苦手な人でも問題は無いだろう(と思う)。

物語はチャプターによって区切られており、各チャプターにおいて操作キャラが変わる群像劇のような見せ方で進行する。
ビジュアル面はPS4の高いグラフィック性能によってリアルに表現されたキャラクター達の造形は目を見張るものがある。
良質なサウンド、効果音も相まって空気感まで伝わってくるような表現は素晴らしいの一言。

が、この作品は内部に様々な問題を抱えている。

その問題点を指摘し、何が悪かったのかを見ていこう。

バタフライエフェクトシステム

本作の目玉とでも言うべき――と言うより、そのような扱いを受けている、と言うべきか――システム。
要は前述の選択肢でその後の展開が変化する、単純に言えばサウンドノベルでの選択肢を言い換えたものだ。
公式サイトの「システム」項目から引用すると、

プレイヤーは、映画に介入するような形でストーリー中にさまざまな選択を要求される。
これらの選択が、まるで蝶の羽ばたきのごとく8人の登場人物の運命に 影響していくのが、本作の“バタフライエフェクトシステム”だ。

本作では、プレイヤーの選択に正解 / 不正解はなく、
たとえ選択によって登場人物の誰かが死んでしまってもゲームは進行する。彼らがどのような結末を迎えるかは、プレイヤーの選択次第だ。



…となる。
このシステム自体、前述の「サウンドノベル」と同様のもので、基本的には2択しか存在しない。
そしてこの2択の役割が「登場人物が生き残るか/死ぬか」以上のものでは無い。
更に言えば、キャラクターの生死を決定づける場面以外での選択はほぼ本編に何の影響も及ぼさない。
この時点で察しが付くだろうが本作のストーリーは完全に固定であり、結末が多少変化するのみである。
初見プレイでのクリア時間は10時間弱だろうか? ボリュームが圧倒的に少なすぎる。
クリア後にも新たなストーリーは一切存在しない。
イベントはカットシーンで全て進行するため、モーションキャプチャーの工程を考えると別のストーリーなどを作成するのは予算/リソースの面で非常に厳しくなるのは想像に難くないが…。
それであれば些細な選択肢程度でも本編に様々な影響を与えるようにするべきだった。
なお、本編進行中はオートセーブとなっており、やり直すためにはチャプター冒頭から再プレイする必要がある。
一応、クリア後はチャプターセレクトが可能だが、過去のサウンドノベル同様、過去に選んだ選択肢のまま再プレイする機能である。
(例えばチャプター3からスタートしてもチャプター1、2で選択した内容がそのまま)
しかしかと言って途中のチャプターで選択を変更しても、その後のチャプターではそれは反映されないという仕様。
つまり、とある登場人物がチャプターXで死んでしまい、クリア後にそのチャプターをやり直してもエンディングでは死んだままという扱いになる。
これを回避するためにはそのチャプターXをクリアした上で、そのままエンディングまでプレイする必要がある。
本作のセーブデータは一つしか作成されないので気軽にやり直すことが出来ないのはマイナスとして挙げられても仕方のない部分だろう。

ちなみに、本作ではオンライン要素として選択肢に他のプレイヤーの何%が選んだかを表示出来る「統計」機能がある。
こういった進行に関わる部分での表示は面白いが、同じような試みはPS3/360「キャサリン」で既に実装しているため、別段新しいという訳では無い。
(勿論、もっと以前にも同じ試みをしているゲームがある可能性がある)

・探索/移動

Until Dawn™-惨劇の山荘-_20160206215544

本作は固定カメラでキャラクターを実際に操作し、探索を行う場面が多くある。(と言うかほとんどがそう)
やはりこういった作品と固定カメラの親和性は高く、全編を通じて緊張感のあるパートと言える。
問題は、操作キャラクターの移動速度がとても…、とても遅いこと。(そしてその移動距離が長い!)
単なる大学生である彼らに常にダッシュで移動しろ、というのが無理があるのだろうか。
一応、L1を押しっぱなしで移動することによって「早歩き」程度にすることはできるが…、正直言って焼け石に水。
これが初回プレイであればそこまで不満には思わないのだが、リプレイ時となると…。
取得出来る資料などは光っているようにハイライトされるのですぐに気付くが、中には「こんなもん誰が気付くねん」と思えるようなものもある。
資料は本編のストーリーを理解する or トロフィー取得に必要な程度なので、特に取得漏れがあっても問題は無い。

・欲張り過ぎた? ストーリーと演出

Until Dawn™-惨劇の山荘-_20160206220337

さて、昔から散々言ってきたことではあるが、この手のゲームはストーリーと演出が全てと言っても過言では無い。
特に自分の場合は「ホラーであるならしっかり怖がらせてくれるかどうか」がポイントの一つである。
本作では固定カメラを視点としてフル活用し、なおかつ過去の映画などからのオマージュ…と言うより、「ありがち」な展開が多く見られるため、初見プレイでは割とドキドキしながらプレイ出来るのではなかろうか。
ただし、この作品がホラーを追求したかったのか、サスペンスやスリラー、スプラッタを追求したかったのかが曖昧な印象だった。
端的に言ってしまえば、「ゾンビ」「スクリーム」「テキサス・チェーンソー」「SAW」なんかを混ぜて全部で割ってみました、というような。
なんせこれらの要素を一本のストーリーの中でやろうとするのだからもう大変だ。
「実は人間の仕業でした」から一気に「かと思ってたら実は本当に化物がいました」って展開。
これ、せめて分けられなかったのか? それこそ一周目は「人間の仕業でした」的なサスペンス・スリラーで終わらせて、二周目で化物登場、みたいな。
それこそ一周で5時間程度のストーリーを4、5本入れておくだけで評価は全く違うものになったのだが…。
チャプターごとに挟まれる「Dr.HillのHello!? MEMORY CARD」…、じゃない、「ドクター・ヒルの心理分析」でその後の展開を変えることができるではないか!
ドクター・ヒルからの質問にプレイヤーが答えていく場面があり、その中で「恐ろしいものは?」という質問がある。
ここで「幽霊」「ゾンビ」などの回答が用意されているのだからそっちへ持っていくことも可能だったはずだ。
ホラーとして考えられる要素を全部やろうとして結果的にどっちつかずな印象を与えてしまっている。そういう意味で欲張り過ぎた結果とも言える。
全体的なストーリーとしては突っ込みどころ満載なものの、そこをいちいち突っ込むのは野暮というもの…、だが、まずそもそも「一年前に友人二人が失踪(しかも自分たちの過失であることは疑いようがない)した山荘にまた集まってパーティーやろうぜ」っていう発想が筆者に存在せず、それに乗ってくる友人達もまた理解し難い。
いざ集まってみれば仲間内での男女関係の変化によって険悪なムードになり、カップルの一組は「別のコテージを使えよ」と追い出される始末。
暖炉の火はなかなか付けられず建物に電気すら付かないなど、パーティーをするにしても友人が誰もそれに疑いを持たないのが謎。
そもそもカップルを一組クソ遠いコテージに追い出しておいてパーティーもへったくれも無い。
一人はのんきに風呂入ってくつろぐわ、もう一つのカップルは痴話喧嘩を始めるわ、残った連中はウィジャ盤とか見つけて降霊会(失踪した友人の兄も同調したとは言え、やろうと言い出す神経がまず解らない)とかやってはしゃぐわ、各個人がフリーダムすぎる。
って言うか、「お前ら結局この山に何しに来たの?」としか思えない。
そして最大の謎は5、60年前から居たと思われるこの山に生息する化物、ウェンディゴのことを登場人物全員が(山荘の所有者であるジョッシュも含めて)誰も知らないという点だろう…。
更に、そのウェンディゴと戦っているおっさんも登場するが、このおっさんが最初に色々と説明していれば惨劇は起こらなくて済んだのでは。(登場人物が納得するかどうかは置いといて)
根本的な話として、ここに山荘を作ったジョッシュの父親はこの山で起こった出来事を知らなかったのか? と…。
まぁ、結局のところ突っ込みどころ満載、ということである。

・総括


以上の点を踏まえて海外レビュー風にまとめると。

良い点
  • 非常に緻密なグラフィック。
  • 繊細なサウンドトラックと声優の力強い演技。
  • ホラーとしてのツボを抑えた演出。

悪い点
  • 探索時の操作性が悪い。
  • 安定しないフレームレート。
  • 拡張性の無いストーリー。

リプレイ性
  • 著しく悪い。前述のイベント、カットシーンは全てスキップ不可なことと、移動速度が極端に遅いこと。

ホラージャンルとして怖がりたいのであれば初見プレイが最初で最後となるゲーム。
サウンドノベルを完全に3Dで表現したらこうなりました、という見本になるのは間違い無いので、この一本をもって失敗である、とは言いたくない。
自分がクリアした後は他人のプレイを観て「どう怖がるか」「どの選択肢を選ぶのか」を観るのが正しい楽しみ方…、なのかも知れない。

・「Z」指定、でも規制。

本作発売後、ネット上の評価でよく散見されたのがグロテスク、スプラッタなシーンはほぼ全て暗転して何が起きたか解らない…、というものだった。
実際、この作品にはそういった描写が多く、一部に規制が入るのは仕方ないことだろう。
ただ、その規制の仕方が良くない。ただ画面を暗転させただけで、会話や音声はそのまま。そう、ただ「映像を消しただけ」である。
開発時点からCEROへZ指定の方向で動くのは予見できたはずで、パブリッシャーのSCEは「視点を変えて欲しい」などの要望は出せなかったのだろうか?
それだけで評価はまた違ったものになったはずだが、暗転していること自体がダメと言っている訳では無く、発売するために「ただ画面を映さなければ良い」となっていないか? ということだ。
この点に関してはSCEは一切口を開いていないため想像する余地も無いのだが…。
ここでポイントになるのは、あくまでも「自主規制」である、という点だ。
CERO自体は法的拘束力を持った機関では無く、提出されたものに対してレーティングを与えるという機関である。
ここでレーティングを与えられなかったソフトはそもそもハードメーカー三社(SCE・任天堂・マイクロソフト)が発売を認めていないため、実質的に販売不可となる。
当然ながらメーカー側がレーティングに同意しなかった場合は再審査も可能である。
が、修正のためのコスト/リソースを考慮すると最初から審査を通過するように作る方がデメリットは少ない。
「Z」指定ゲームをプレイする方はお解りだろうが、レーティングの付与、表現の基準は実に曖昧である。
一応、CERO審査倫理規定では「禁止表現」というものがあり、ゲーム中でこれらの表現があれば一発アウトなリストがある。

2014.11.20
改定版
「禁止表現」
別表3


<性表現>
1.性器及び局部(恥毛を含む)表現
2.性行為または性行為に関連する抱擁・愛撫等の表現
3.性的欲求を促進、または性的刺激を与えることを目的としている放尿、排泄等の表現

<暴力表現>
1.極端に残虐な印象を与える出血表現。
2.極端に残虐な印象を与える身体分離・欠損表現。
3.極端に残虐な印象を与える死体表現。
4.極端に残虐な印象を与える殺傷表現。
5.極端に残虐な印象を与える恐怖。

<反社会的行為表現>
1.テーマ・コンセプト上必然性の無い大量殺人・暴行を目的としている表現
2.麻薬・向精神薬等の規制薬物で、医療目的等の本来の目的以外に不正に使用されることを肯定する表現。
3.虐待を肯定する前提での虐待シーン表現。
4. 犯罪を賞賛、助長することを肯定する表現。
5.売春・買春等を肯定する表現、児童買春等の表現。
6.近親姦の表現、強姦及びこれに準ずる意に反する性的行為等の直接的な表現、及び肯定する表現。
7.未成年による飲酒・喫煙表現を明確に推奨している表現。
8.自殺・自傷を肯定・推奨している表現。
9.不倫を肯定している表現。
10. 人身売買等を推奨している表現。

<言語・思想関連表現>
1.一般に放送禁止用語・差別用語・不快用語に当たる言葉については、直接並びに間接的な表現や比喩も含み、中傷や蔑称に当たる用語の使用を禁止する。
常識の範囲内で、使用する場面及び前後の成り行きにより必要と認められる場合はこの限りではない。
2.差別を助長する表現・用語
3.実在する人物・国・国旗・人種・民族・宗教・思想・政治団体を敵視または蔑視する表現で、なおかつ一方的に非難・中傷する表現。

<テーマ、コンセプト、システム>
必然性の無い「性」、「暴力」、「反社会的行為」、「言語・思想」の過度な取り扱い。

<補足>
1.上記の各禁止事項以外にも、社会情勢の変化等により新たに禁止事項と
判断し、レーティングを与えない場合がある。
2.なお、上記の禁止表現の文言については、「Z」区分の新設に伴い、
その趣旨に適合するように解釈するものとする。



…明らかに「あのゲームってそれでも『D』指定なの?」と呼べるようなものが思い浮かぶのではないだろうか。
それぐらい、CEROの基準は曖昧なのだ。
なお、アダルトゲーム、所謂エロゲについてはEOCS(ソフ倫)が審査を行っており、こちらについても法的拘束力は無いものの、審査を通過しなかったゲームは流通業者に流通をさせないよう通知している。
ちなみに、男なら大体誰でも見たことがある「映倫」についても法的拘束力は無い。最終的にメーカーの自主判断/自主規制なのだ。
CEROのレーティング自体はアメリカのESRBを参考にしているが、それでも「海外のゲームと国内のゲームで規制の仕方が違うのでは」と思うことだろう。
ESRBでは明らかに暴力表現に対し寛容であるのに対し、性的表現に関してはとても厳しい。
逆に日本では性的表現は比較的緩やかではあるものの、暴力表現には厳しいと言った感じか。
この矛盾は現時点で色んなゲームをプレイするゲーマー自身が感じていることではないだろうか。
CEROの審査規定はその都度変更されるとはあるものの、消費者側(ゲーマー)からは何が違うのか解らないし、各ゲームで許されている表現の上限と下限に大きな差があるように感じてしまうのだ。
本作で言うと例えば、ある人物が罠から抜けるために自らの指を切断するシーンがある。ここはOKなのか?
また、腐敗した死体が映し出されるシーンもある。OK?
とある人物の首が飛ぶシーン(海外版で確認)、これはダメ(暗転)。
じゃあ他のゲームで首が飛ぶのがOKなのは何故だ? …と、普通なら思うハズ。
言い方を変えよう。人間の首が飛ぶのはダメで、ゾンビの首が飛ぶ、バラバラになるのは良いのか?
こうした審査規定をもっと細分化し、明確化してしまうと次は表現の自由という問題に行き当たる。そのため、ある程度曖昧化しているのは理解できる。
だが、前述したように「このゲームはOKでこのゲームはダメ」となると疑問が湧く。
CEROはまだ設立されて15年にも満たない組織ではある。そのためこれから先いくらでも変革は起きるだろうが…。
我々ユーザー側からすれば、ダメだった場合の理由をしっかりメーカーから説明して欲しいところ。
それだけでユーザーに与える心象は変わってくるはずだ(対応如何によっては炎上必至だが…)。

参考:
CERO(コンピュータエンターテインメントレーティング機構)

CERO倫理規定(PDF)

Wikipedia:CERO

CESA(一般社団法人コンピューターエンターテインメント協会)

プレイステーション:年齢別レーティングについて

任天堂:CEROレーティングマークについて

Xbox:CERO レーティングについて


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